大型風車
大型風車に必要なことは、
認証とは?
認証制度は船の安全性と信頼性を守るためにロイド社が中心となり世界保険機構が設立したもので、各国の船主と製造所を不慮の事故から護るために設けられたものです。 その後、各国ごとに認証制度が設けられ、日本でも大正14年に日本海事協会が設立されました。
風力発電機の認証制度は最初ドイツのロイド(Germanisher Lloyd : GL)船級認証の中に、船以外という項目を設け創設されました。デンマークでは同様に同国のDet Norske Veritasという船級協会が作りしました。
国際標準会議(IEC)においても整備がすすめられ、日本でもIECの基準をベースに準備がすすめられています。IECの基本的な内容はGLとほとんど同じです。
風力発電の認証は設備機器の性能に関する品質保持のための技術検証とサイト認証と呼ばれる現地検証があり、事業のオーナーと設備納入業者を不慮の事故から護ると同時に、事業の安定性を確保するために必要なものです。
風力発電事業の特徴
風力発電事業は大きくオーナーとコンストラクションの2グループに分けられます。オーナーはプレイヤーと呼ばれ、お金を出して事業のオーナーとして17年間継続的に風力発電所を維持します。
コンストラクショングループはオーナーの意向にしたがって風力発電所を建設し、開発費や建設費をオーナーから受け取ります。
風力発電事業は大きな資本が必要で、一歩一歩確実に、全ての技術的な検証を行いながら、進めていく必要があります。
これは、船舶の場合と非常によく似ています。船舶の場合、主要部品に認証刻印をマーキングし、材料検査から仕上り検査まで全て、検査日や検査官の名前が記録されます。これらの記録は事故防止と不慮の事故保証に役立てられます。
風力発電事業の初歩は風況観測からで、比較的簡単に行うことができますが、風力発電事業の収入源ですので、十分な公正性と解析結果として事業関係者(オーナー、銀行、保険会社)の了解を得ることが必要です。
設備検証には部品・装置の製品保証書を始め、全ての検査記録が必要です。また、設備に対する保証はメーカが事業期間中の性能維持に関する体制を含めた部品供給や発電所を継続かつ安全に運転するための内容を含まなければなりません。
風力発電事業は17年という長期間、安定した運転を継続することが要求されます。これによって、はじめて利益が生まれます。運転開始時に最も大きな負債を抱え、計画どおり返済を行うことで事業の信頼性を向上させることができるのです。