大型風力発電機の優位性はすでに欧米の実績で風力発電単価が8円前後まで到達している現状から見ても、排気ガスや危険排出物の出ないエネルギー変換器という点から見ても証明されているでしょう。その他の再生可能エネルギー機器との比較は多くの試みがなされておりますが、発電所レベルにまで、その容量を上げた場合、風力資源が豊富な場所といわれる地上風速6m/s以上の地域での最も有力な発電方法は風力発電と言えます。
発電容量の小さな領域で、その他の再生可能エネルギー機器と比較したものを別図に示します。総工費は発電機器本体、設置器具、設置工事、配電設備など実際にかかる費用を補助金なしで試算しております。
別図は初期の計画段階で必要な実際に使用できる電力と総工費単価の状況を太陽光発電、風力発電、水力発電について示したものです。
太陽光発電についてはその設備容量を、風力発電については風車の直径を、水力発電については6m水高における水量を並記しています。
総工費に対する相当電力単価は設備寿命を20年間として単純計算された値を参考値として表左側に示しています。これらの詳細計算は1999年現在市販されているものでのシステム構成、設置工事等を根拠としています。連系系統関連、開発要素、アート的要素、および周辺整備関連は含まれておりません。
また、小容量の発電システムについては次のことが分かっております。
1.太陽光発電は実用出力が100から200W(設備容量が1-2kW)以下の比較的小さい容量で優位であるが、瓦材では効率が半分になり2倍割高になる。
2.小水力発電は実用出力は50W以上から優位であるが、水利権問題が多く発生している。
3.風力発電は風があれば小さな出力から有効であるが、ナイフ形状の羽根が高速回転で運転するため振動や騒音を発生する。
